ます基礎力

慶應の問題は、合格偏差値が近い学校の出題レベルに比べると、それほど難しいと言えるわけではありません。

これはやはり付属校である、という面が大きいでしょう。慶應3校は基本的に全員を慶應義塾大学に推薦することができます。本人がまじめに取り組む限り、慶應義塾大学に行けるのだから、別に大学受験を戦う必要はない。だとすれば、ストレートに学問に向かう力がある方が良い。いわゆる受験テクニックに左右されるような問題ができるよりは、基礎的な力が十分についていることの方が望ましい、と考えるわけでしょう。

だから、慌てて難しい応用問題に取り組む必要はありません。まず基礎力がしっかりしていることが必要で、それぞれ各分野の基本問題をていねいに解き上げる力がついていることが最も大事です。

これはすべての教科に通じることで、ここをないがしろにしてしまうと、入試対策にならないところがある。

なので、この時期でも基礎的な問題が正確に解けるか、ということを常に意識していってほしいと思います。


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湘南の5・6番対策

湘南の算数の5・6番は普通部や中等部の問題に比べて、かなり難しくなります。

湘南の問題数が少ないこともあり、また前半に基本的な問題を配すので、後半はやはり応用力を問う、ということで、結構面倒な問題が多くなっています。

この問題を解いていく練習をするにあたって、やはりじっくり問題文を読む、ということから始めなければなりません。

例えば速さの問題も、状況がいろいろ変ります。流水算で言えば、途中で荷物を落としたり、流れの速さが変わったり、下ったかと思うと上ったり、まあ、いろいろ。

したがってその条件をしっかりつかむ、ということが必要になるのです。

グラフを描いてもいいし、表を書いてもいいかもしれない。そこがひとつの大事なカギです。

問題の条件が増えると、使うのを忘れてしまう場合もあります。

勘違いしてしまう場合も多いわけですが、例えばABの距離がわからないと思っていたが、実は問題文やグラフに書いてあった、ということもあり得るのです。

たくさんの問題を解くというよりも、じっくり取り組んで、正確に解き上げる、という練習をしていってください。

またすべての問題が解けずとも、小問が3つぐらいありますから、1つでも多く正解していこうという粘り強さが必要になります。

(3)はできなかったが(1)と(2)はできた、でも十分、得点にはなるのですから、1点でも多く取ろう、という姿勢で取り組んでほしいと思います。

学校別バインダーを利用して、速さや条件整理の問題に関する類題を練習するのも良い方法だと思います。


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しっかり狙う

慶應3校の偏差値はまあ、それなりに高い。特に女子は高いでしょう。

しかも現在の5年生の受験から湘南の一般の定員が減ります。横浜初等部から付属の生徒が108名、進学するからです。だからさらに難しくなることは間違いない。

なので、なかなか大変だ、と思われているところはあるでしょう。

確かに大変だとは思うのですが、だからこそやり方を考えて力を伸ばせば良いのです。しかも108名も同じ学校から進学するとすれば、それなりに入試の視点が変わってくる可能性があります。もともと湘南は入学する生徒の資質について多様性というキーワードを考えていたわけですが、横浜初等部から108名も来てしまうと、どうしてもカラーが似てくる。その分何か考えないといけないところはあるわけで、それはそれなりに戦略を考えていかないといけない。

だからちゃんと狙うという気持ちをまずしっかりと持ちましょう。


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まずは募集要項をよく読む

募集要項が公開され、来年度の試験の実施要項が決まりました。

慶應の出願手続きは他校に比べてやはり煩雑です。学校の調査書が必要となりますし、書かなければいけない書類も多い。

したがって早めの準備が必要ですが、まずはとにかく募集要項を良く読むことだと思います。

実際に募集要項の説明は毎年ほとんど変わっていません。したがってそれなりに公平に出願内容を説明している、ということですが、しかし同じ慶應であってもやることが微妙に違う部分があるので、それぞれの学校の内容をまずはしっかり読むことです。

整理票は3校ともかなり似ていますが、志願書の方は微妙に違います。

その違いにも気をつけてください。例えば出願の締め切りはこれも微妙に違いますから。

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苦手な分野を残さない

普通部の算数の出題は10題前後、中等部の問題も7~8題程度で小問が多い。

つまり、出題数はそれぞれの学校である程度ボリューム感があります。一方で、試験時間は決まっているから、1問1問の難度はそう難しいわけではない。

しかし、そう簡単でもない。もちろん基本的な出題もありますが、全部が全部そうであるわけではありません。

で、これだけの出題数になると、出題範囲は比較的網羅されてくることになります。

四則計算、数の性質、割合、速さ、平面図形、立体図形、場合の数、規則性、と毎年、概ねすべて出ているという感じになるでしょう。

したがって、この範囲はだめ、というようなものを作らないことが大事です。

どの範囲もきちんと基礎力を磨く必要があります。難度は高くないわけだから、正確に解き上げる力が必要になる。

ボリュームがある分、しっかりと差がつくように作られている試験なので、テーマ的な穴はない方が良い。

ここは不得意だ、というテーマがあるのであれば、今のうちに手をうっておきましょう。


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出願書類

中等部、湘南の出願書類の配布が始まっています。
一番簡単に手に入るのは、三田キャンパス、日吉キャンパスの守衛室でしょう。

配布時間を確認して購入してください。

なお普通部の出願書類は今週末の説明会以降になります。

慶應の出願書類には、小学校に依頼する調査書や保護者が書かなければいけない部分がありますので、早めに購入して準備を始めていきましょう。

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普通部学校説明会

今週末、普通部の学校説明会があります。

平成29年9月9日(土)・9月10日(日)

開催時間

9月9日(土)
 第1回 14:00、第2回 14:40、第3回 15:20、第4回 16:00
9月10日(日)
 第1回 10:00、第2回 11:00、第3回 13:00、第4回 14:00

会 場:慶應義塾大学日吉キャンパス 独立館
東急東横線・目黒線・横浜市営地下鉄グリーンライン日吉駅徒歩3分
内 容:普通部教員による学校紹介 (学校生活、入学試験について)
募集要項頒布

説明会はすべて同じ内容ですが、9日の初回はやはり混みますので、多少後の回に参加されると良いかと思います。


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どのくらいまでなら通えるだろう?

湘南の生徒の平均通学時間は1時間半です。

平均ですから、短い子もいるかもしれないが、結構長い子もいる、ということでしょう。

で、学校生活が始まれば当然部活もあるし、テストの勉強もしないといけないから、通学時間はなるべく短いに越したことはない。

だから合格した後、引っ越しを考えるご家庭も多いでしょう。

でもそう簡単に引っ越せない、という場合もあるかもしれない。ただやはり通学時間は1時間半のところまでにしておいた方が良い。湘南は湘南台か辻堂からバスですから、その両駅に1時間まで、というところが良いのではないでしょうか。


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第287回 受験勉強がうまくいかない


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普通部の算数の難しさ

普通部の算数の出題は例年8題から9題。

小問1題で計算すると約3分。それ相応の難しさとはいえ、難問とまではいえないものの、そう簡単でもない問題を40分でやることはなかなか大変です。

しかもそれで、合格点としては7割程度は目指さないといけない。ミスは許されないし、ある程度のスピード感は必要なのだが、普通部はさらに記述式なのです。

つまり、式を書かないといけない。どのくらいの部分点がつくかは定かでなく、答えだけを書いたら減点されるかどうかは、わからないものの、しかし、やはり式を書け、と言われている以上、式を書く必要はあるわけで、これを含めて40分で仕上げるというのは、相当練習を積まないといけないのです。

普通部は理科の生物に特徴があったりするわけだけれど、やはりポイントは算数。

算数でしっかり点数が取れれば合格に近づく。その分、過去問をしっかり練習してください。

この形式はここ十数年、ほとんど変わっていないので、練習できる問題は揃っています。過去問の練習を積み重ねながら、40分でそこそこ点を取れる力をつける、というのが一番大事な学校別対策でしょう。


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