副都心線

今日、東武東上線に用事があり、副都心線を使って日吉まで戻ってきました。

小竹向原から、急行、元町中華街行きというのに乗ったわけですが、いやあ、早い。

次が池袋、新宿三丁目、原宿、渋谷、そしてここで乗り換えず、そのまま乗ったまま。東横線内は特急になるので、中目黒、自由ヶ丘、武蔵小杉。

ここで乗り換えると、ホームの向こう側に目黒線の日吉行が来ているので、乗り換えて日吉に到着。

できたときに、ああ、これで志木高と塾高の連絡が良くなるなあ、みたいなことを考えていたのですが、いやいや、来年の受験はこの東横、地下鉄相互乗り入れでまたちょっと変わるかもしれません。

志木高だって神奈川から充分通えます。これならば。

以前、市営地下鉄のグリーンラインができたとき、普通部の倍率は上がりましたが、日吉は遠いよねえ、と思っておられたご家庭も一度乗ってみられるとその早さに驚かされるかもしれません。

まあ、子どもたちは池袋、新宿、渋谷という3大繁華街に定期で降りれるというこれまた、なんと絶好な沿線であるのですが。

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先生が変わる
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家に帰りたくない子
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高校受験をしたい

中学受験をして、第一志望ではなかったが私学に進学した子が、たまに高校受験をしたいと相談に来ることがあります。

慶應を高校からもう一度狙う、ということは考えうる方法ではあるので、そういう子には専門の塾に一度行ってみるべきだ、という話をします。もうそろそろお父さん、お母さんがどうする、と決めるよりは本人がこうしたい、ということを考えるべきなので、調べさせる。

私立専門の高校受験の塾の先生を紹介して、話してもらうこともあります。

私立高校を狙う塾の生徒は別に、公立の子どもたちばかりではありません。例えば国立の子どもたちは高校受験の準備をします。

学芸大の付属中学は、高校は学芸大付属高校に一元化されるわけですが、これには内部入試を受けないといけない。しかし定員の関係から全員が進めないから必然、他校も受験しなければいけないわけで、中学受験をして入った子が安心、というわけではありません。

筑波大付属・お茶の水大付属も高校進学のためのセレクションがあるのでやはり準備しておかないといけない。筑波大駒場はセレクションがありません。

だから、これらの子どもたちは国立に通いながら、また塾に行くことになるのです。また私立に通いながらもう一度高校受験をしたい、と考える生徒もいるので、結局いろいろな子どもたちが私立専門の塾に通うことになります。

高校受験の塾は大きく分けて2つあって、地元の公立高校をメインにしている塾と、私立・国立をメインとする塾に分かれます。その両方をコースとして持っている塾もありますが、やはり実績でみると明確に「私立・国立」をメインとしている塾がわかるはずですから、そういう塾を選んで、まずは体験してみることです。

勉強すること自体は悪くはないし、学校生活を続けていく中で、「6年後にしようか」と思う場合もあるでしょう。あるいは「絶対に高校で出る」と気持ちを固める場合もあるかもしれませんが、いずれにしても準備をするために塾に通うのは悪いことではない。

自分で勉強する方法ももちろんありますが、私立・国立の受験内容は公立高校とはだいぶかけ離れているので、今の中学受験と似たようなところがあるから、専門の塾で勉強した方が比較的勉強方法がわかりやすいでしょう。

ただ、クラブもやり、私学の勉強もやり、高校受験の準備もする、というのはなかなか大変です。自分でやる、と決めないとなかなか課題を克服できない。だからあくまで本人が「高校受験をしたい」と思って動き出す方が良いでしょう。

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東京私立中学合同説明会
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アメリカに行く子
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リベンジ

慶應は高校での募集人員が多いので、中学で残念だった場合、3年後を目指す子どもたちが少なくありません。

中学受験で一緒に勉強していた子どもたちが、中学受験の合否でいったん分かれ、高校受験をがんばってきた子どもたちが3年後また高校で一緒になる、ということが良くあります。

中学から入った子と高校から入った子がまとまって、塾に遊びに来ます。しかし、良くしたもので誰が高校から行ったかはすぐわかる。

やはり高校から行った子どもたちはそれなりに3年間分の成長をしています。模擬試験もあっただろうし、進学に関して親や先生との葛藤もあっただろうが、それがやはり子どもたちの成長にプラスになっているのか、中学から行った子どもたちに比べれば明らかにしっかりしているという印象を受けます。

3年間、諸学校でやってきた子どもたちと、例えば英語を帰国子女と戦いながら自分の力を磨いてきた子どもたちではやはりそれは差がある。これは大学でも同じでしょう。それぞれは力があるが、それをしっかり鍛えたかどうか、というのはまた別の話です。

中学受験が終わるとすぐ、高校受験になります。

3年前の子どもたちがいよいよ受験を迎えます。今まで頑張った分、それは本人に大きな力を与えてくれているので、ぜひここまでのがんばりを発揮してほしいと思います。

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平面図形の問題
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子離れ
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私立受験校に行って、高校で慶應を受験したくなったら

ある生徒が、高校受験クラスに入ってきたときのことです。

「あれ、○○中学じゃなかったっけ。」
その子は私が直接教えてわけではないが、中学受験で受験校に合格したはずだったのです。
「はい、そうです。」
「え、高校受験するの?」
「うん、慶應に行きたいです。」
「へえ。」
「どうせ大学受験するんだし。行きたい学校が決まったら、なるべく早く行きたいと思うようになって。」

まあ、こういうお子さんは少なからずいます。せっかく一貫校に入ったのなら、6年間ゆっくり、と思うのが普通なのですが、まあ、何かきっかけがあるのでしょう。高校から受験したい。

ただ、私立から高校受験をするのは、制度的にはちょっと大変です。もとより私立一貫校は自分たちの高校に進学するのが「当たり前」のことなので、すぐに先生に話したりするのは、ちょっと考えものかもしれない。

勉強は始めてもいいし、ムダにはならないと思うのですが、しかし、実際に成績が伸びていかないと、せっかく入った受験校を棒に振ることになるかもしれない。一度、出るといってしまうと、中学から高校へ推薦されなくなってしまうのです。そうなると、戻れなくなります。

まずは慎重にことを進める、ということが大事でしょう

中1や中2でそういう気持ちが出てきたら、それはまず家族でよく話し合うことです。もちろん、これまで高校受験で合格した私立の生徒はたくさんいます。だから不可能なことでは当然ありません。

ただし、この場合は通っている中学の望んでいる方向とは違うので、まずは塾と相談してみることから始めるのが良いでしょう。

もちろん最後までだまって、というわけにはいきません。慶應は中学でもそうですが、学校からの調査書を求めます。したがって、出願の段階では、学校に書類を書いてもらわなければなりません。そこまで決まっていれば、もう双方に腹が決まっているから良いのですが、それを決めるまでは、家族や塾とよく話し合い、考えていくことが大事でしょう。

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スケジュール管理

中学受験でも高校受験でも、やはりすべきことを書き出し、優先順位をつけるというやり方はどうしても必要になります。

特に高校受験は、「まめさ」が必要で、まめでない子には手帳なりメモなりを使って、自分の行動の計画を立てさせていかないとうまくいきません。

慶應の高校受験を考えると、明らかに公立高校の受験とは問題のレベルが違うので、その分、塾の勉強が中心になります。学校の勉強で、慶應の問題は解けない。しかし、学校の勉強で公立の問題は全部とはいわないが、解ける問題が多い。だから、その分余分な勉強をしないといけない。だからといって、学校の勉強をないがしろにはできない。当然慶應以外の学校も受けるわけだし、公立の受験も考えるでしょう。

そうなると内申点も考えておかないといけない。これは期末試験の成績だけではとれません。普段からの提出物、授業態度、ということがかかわってくる。宿題を忘れたら減点になるかもしれないし、学校の委員会活動だって大事だ。

忙しいんです。

良くまじめな子には高校受験を勧めるのですが、それはこういうことが器用にできることが必要だからです。

中3の女子に宿題を出そうとしたら、手帳を取り出され、
「先生、その次の日にしてください。」
と言われました。

「はい?」
「今週末は部活の試合があり、月曜日に学校で提出物がひとつあるので、火曜日なら間に合わせられます。」

ちょっとビジネスマン風でしょ?

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成績の波が大きい子
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国語の勉強を無視しない

高校受験に向けて準備を始めたとき、一番、無視されがちなのが国語です。

英語は、これから始まるからやはり力をいれたい。

数学も大事だ。それに比べて国語は母国語なので、少し勉強しなくてもなんとかなるだろう。部活も始まると、なかなか3教科通えない、ということはあると思うのです。

塾によっては中1は数学と英語だけ、というところもあります。こういうのがいけない。

国語を勉強しないでおく、ということは長い文章を読み慣れなくなる。文章を読んで、ものを考えない、ということは生徒の能力を伸ばす機会を失わせます。

別に塾に行かなくてもいい。私は最初から入試問題をやればよいと思います。

中学受験と高校受験はここが違う。例えば中学受験の勉強を始めたばかりの小学校4年生に、国語の長文読解の入試問題を解かせてもできないでしょう。しかし、中学受験の国語の文章と高校受験の国語の文章のレベルはそう違わない。

だから中1からでも十分練習ができる。

1週間に1回か、2回。志望校の問題を中心に勉強すると良いのです。最初はできなくてもよい。それでもなぜ答えがこうなるかをしっかり、考える。この練習の蓄積はあとで、大きな違いとなって現れます。

慶應の高校入試では帰国子女が英語のアドバンテージをもって受験する。したがって日本国内の一般受験生は国語のアドバンテージを持って、これに対する、ということが必要です。

塾でやらなくても、自分でできることですから、ぜひ実行してもらいたい、とそう思います。

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中だるみ
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組み分けテストを楽しむ
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英語は例文の丸暗記が良い

中1になって英語がスタートします。

この勉強がいやでいやで仕方がない、という「中学受験経験者」が多いのです。特に男子。これまで結構難しいことを勉強してきたのに、やれ犬だ、猫だ、おはようだ、幼稚園といっしょじゃないか。しかも、何か外人が来て、「声を出せ」という。そんな恥ずかしい、みたいな感じでしょうか。

結局、数学ばかりをやるので、「英語の成績」が振るわない。

でも、慶應の高校受験は帰国子女が入ってきますから、英語はできないければいけないのです。

何人かの英語の先生と話をした経験でいえば、「やはり丸暗記」に勝るものはないようです。そういえば、やりましたよね。大学受験のときにも。「基本例文700選」。

昔、素読という教育がありました。漢文や古文でただ音読するだけ。意味はあまり考えない。ただ音読する。音を覚える。その音がリズムを作る。そしてあるとき、「こういう意味か」とはたと気が付く。

つまりリズムを耳から入れ、それを暗記してしまうから、当時の日本人は漢文が読めたのです。これは英語も同じ。

暗記している例文が結局のところ、英作文の基本になっていきます。文法がどうの、こうのとこねくり回すより、暗記した例文からこうなる、がよい。

しかし、これがまた「中学受験経験者」は不得意であることが多いのです。

でも「やるしかない」のです。土台、日本語しか知らないのだから、最初は覚えるしかない。

この英語の壁を突破できれば、高校受験は有利にスタートできます。だから問題はモチベーション。

まだ「悔しい」と思っているうちにやるのもいいし、海外に一人で出してしまうのもいいかもしれないが、動機を作っていくことがポイントになるでしょう。

「勉強しなさい!」といって「勉強しない」のがこれまた「中学受験経験者」なのですから。

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まず数学を進めるだけ進め

中学受験を経験した子どもにとって、数学はひとつのアドバンテージになります。

これまでの勉強の過程で、実は中2の大半は勉強していることになっている。なっている、というのは「算数で解ける」だけであって「数学で解ける」という意味ではありません。

一次方程式を教えていると
「先生、これはつるかめ算で解いてもいいですか」

と聞かれることがたびたびあります。中学受験ならば、それでもいいかもしれないが、高校受験は数学だから、数学的解き方をしていないといけないので、

したがって「ダメ!!」。

ただ、ある程度問題の構造は理解できているわけだから、あとは方程式に置き換えればよいだけの話です。

数学では最初に文字式を教えます。これは、算数から数学への転換において、もっとも大事な儀式。

ただ、この儀式を無事通過すると、案外、子どもたちは自分で先に進めるものです。一次方程式、一次関数。

教えてもらわずとも、参考書の1つもあれば、自分で先に進めるので、これはどんどん進むのが良いでしょう。

中2が終わるまでに中3の過程に進むとすれば、一次関連はもう中1で終わりにしたい。だからどんどん進んでもらいたいと思います。

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中学受験から高校受験へ

中学受験を終えて、やはり慶應を狙いたい。そこで高校受験を決断したとしましょう。

いつから塾を始めますか?

「しばらくお休みして」

はだめです。

これはすぐ始めたい。

高校受験において、慶應などの私学と公立高校の問題はレベルが違うのです。難度が違うので、公立のペースになっていてはいけない。だから基本的なペースは

中学2年までに3年の過程を終えて、残り1年間で演習に力をいれる

というスケジュールがのぞましい。まして英語は、「帰国子女」が「一般枠」で受験できるのですから、そこそこできる、では話にならない。

ということで、ここは大変ではありますが、がんばりどころです。

すぐ受験準備をスタートさせましょう。

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