第二外国語

諸学校の高校では、第二外国語の選択授業が行われます。

慶應湘南の場合、5年生(高校2年)までは英語だけですが、6年生(高校3年)になると第二外国語の選択授業が行われます。選択できる言語はドイツ語、フランス語、スペイン語、中国語、朝鮮語の5つ。英語をさらに伸ばしたいという場合の発展英語もおありますが、第二外国語を選択する生徒が少なくありません。

湘南では第二外国語の授業は原則として日本人の教員のほか、ネィティブスピーカーの教員が組んで授業を行います。一般に進学校の場合は、どうしても高3は大学受験の勉強を中心に組み立てられるので、第二外国語を履修する機会がある学校はそれほど多くはありませんが、ここはやはり付属校の利点と言えるかもしれません。

大学に進んだ後、教養課程で第二外国語を選択しますが、これは既習と未習でクラスが分かれます。したがって、諸学校の高校で第二外国語の学習を選択した生徒は大学でのクラスは既習クラスになります。大学教養2年間+高校1年で3年間の第二外国語の勉強があるので、中にはかなり上達する生徒もいるようです。
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傾斜配点
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中学受験で子どもと普通に幸せになる方法、本日の記事は

解き方にこだわらない
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計算力

慶應3校とも計算問題は出題されるし、算数の問題を解いていくのにどうしても計算力は必要です。しかし、計算の練習は面倒ですし、あまりやりたくない勉強のひとつでしょう。

こればかりは、やはり継続していかないとなかなか身についていかない。例えば1週間に1度、20題練習するくらいなら、毎日3題やった方がよほど力がつきます。これは筋肉トレーニングとあまり変わらない。休んでしまえば、それだけまた衰える。しかし、毎日続けることで、つねにその部分が活性化されるから、力が落ちず、むしろ伸長していくのです。

で、計算をやるときには、「絶対に間違えない」というルールでやるべきだと繰り返しお話しています。これも筋肉トレーニングと同じ。例えば腕立て伏せを30回やるとして、腕や腹筋に負荷がちゃんとかかっていなければ、やっても力がつかない。同じようにミスばかりの計算をしていても、これは計算力がつくわけではないのです。

計算は間違えてはいけないものです。

算数や理科の問題を解いていくとき、計算が間違っていれば正答にはたどりつかない。つまり、合格の基礎となるものだから、必ず正解でなければならないのです。

そのくせを今から少しずつつけていく必要があります。これは入試まで一貫して続ける。決して終わりはないと思ってください。

夏までがんばればよい、というものではない。やめたら、また力が落ちていくからです。だから朝起きたら計算、というやり方が昔から推奨されているわけです。朝でなくてもいいが、とにかく一日3問。必ず間違えずに計算する、という練習を続けていく。こういう蓄積が最後には力を発揮するのですから。

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第85回 入塾テスト
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日本のすがた 2013
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副都心線

今日、東武東上線に用事があり、副都心線を使って日吉まで戻ってきました。

小竹向原から、急行、元町中華街行きというのに乗ったわけですが、いやあ、早い。

次が池袋、新宿三丁目、原宿、渋谷、そしてここで乗り換えず、そのまま乗ったまま。東横線内は特急になるので、中目黒、自由ヶ丘、武蔵小杉。

ここで乗り換えると、ホームの向こう側に目黒線の日吉行が来ているので、乗り換えて日吉に到着。

できたときに、ああ、これで志木高と塾高の連絡が良くなるなあ、みたいなことを考えていたのですが、いやいや、来年の受験はこの東横、地下鉄相互乗り入れでまたちょっと変わるかもしれません。

志木高だって神奈川から充分通えます。これならば。

以前、市営地下鉄のグリーンラインができたとき、普通部の倍率は上がりましたが、日吉は遠いよねえ、と思っておられたご家庭も一度乗ってみられるとその早さに驚かされるかもしれません。

まあ、子どもたちは池袋、新宿、渋谷という3大繁華街に定期で降りれるというこれまた、なんと絶好な沿線であるのですが。

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先生が変わる
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家に帰りたくない子
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三田綱町グランド

中等部や女子高は、三田にあるので、それほどおおきな敷地を確保しているわけではありません。中等部の場合も校門を入って中庭はあるが、大きなグランドはありません。

三田キャンパスは日吉や湘南に比べて明らかに狭い。三田が狭い分、日吉にはいろいろなものがあるわけですが、中等部や女子高の生徒はなかなか日吉まで来ることはない。

そこで活躍するのが三田綱町グランドです。

中等部から歩いて数分のところですから、特に不便があるわけではありません。ただ、中等部だけで使えるところでもないので、まあ、それなりに制限はありますが、しかし、都心にこれだけのグランドがあるのはなかなか貴重でしょう。

こういう敷地があると、つい建物を建ててしまいたくなるはずですが、やはり土のグランドは残しておいてもらいたいと思います。

後ろがオーストラリア大使館なので、合間に見える木立もあって、ちょっと良い風景です。

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浮力の問題
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たかが中学受験
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規則性の問題

2011年慶應湘南の問題です。


下の図のように、黒いタイルと白いタイルを順番に並べて山を作っていく。

(1)6番目の山にふくまれる白いタイルの枚数を求めなさい。
(2)ある山にふくまれる白いタイルと黒いタイルの枚数の差が21枚であるとき、その山の一番下の段にあるタイルの枚数を求めなさい。
(3)となり合う2つの山のタイルの枚数が合わせて2113枚のとき、その2つの山にふくまれる白いタイルの枚数の合計を求めなさい。


各段のタイルの数は奇数です。1→3→5・・・と増えていきます。
一番上は奇数番目が黒。偶数番目は白です。番号+1段の数があります。

(1)6番目は1番上が白 7段ですから
白は1+5+9+13=28枚あります。 
(答え)28枚

(2)一番上が1ですから次の同じ色の段は4増えて5、2番目は3ですから、次の同じ色の段は4増えて7、という規則になります。
1→5→9→13→17→21→25→29→33→37→41
3→7→11→15→19→23→27→31→35→39
偶数段で終われば必ず偶数の差が出ますが、差が21枚なので、奇数段で終わっていることがわかります。奇数段の①番目で終わるとすると、最後の奇数段は1+4×(①-1)枚になりますが、それまでの間2×(①-1)枚相手の色の数が上回っていますので、この差が21枚。 1+4×(①-1)―2×(①-1)=21 2×(①-1)=20ですから①=11 したがって最後の枚数は1+4×(11-1)=41枚
(答え)41枚

(3)1番目と2番目で合計黒は4枚 白は9枚
   2番目と3番目で合計黒は9枚 白は16枚
   3番目と4番目で合計黒は16枚 白は25枚
というようにそれぞれの色のタイルの数の合計は1違いの整数の平方数になっています。
2113の半分はおよそ1100ですから 33×33=1089が近いので
32×32+33×33=1024+1089=2113枚になります。
最後は必ず白なので白は1089枚です。   
(答え)1089枚

「映像教材、これでわかる数の問題」(田中貴)

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冷房の季節
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中学入試にも英語が出る?
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慶應湘南二次試験入試日程変更

湘南の2014年の二次試験の日程が変更されることが発表されました。

一次試験が2月2日でその発表が1日前倒しになり、2月3日。2日間予定していた二次試験が1日だけになって、これが2月4日。
合格発表が2月5日。

一覧にしてみると、表のようになり、慶應3校を受験する場合、2月1日から2月4日まで全部埋まる、ということになります。4日が空かなくなり、5日が逆に空くことになります。

変更で、これまで中等部の二次試験を受験した後、あわてて湘南の二次発表を見に行かなければならなかったスケジュールはなくなりました。

2日早めるというのは、しかし、なかなか大変なことで、まず、一次試験の採点を急がなければなりません。さらに二次試験が1日になったことで、この部分の判定も忙しい。

詳細にについては、9月の要項発表を待たなければなりませんが、まずは併願校について考えておかなければならなくなりました。4日併願から5日併願へ変更する必要がありますが、5日校が少ないですから、この辺はやはり大きく影響すると思います。

男子の慶應3校併願はなかなか厳しい選択になりました。

普通に考えると2月1日から2月4日までの入試日程のうち2日をとられる、というのはかなり厳しいので、次年度慶應湘南の受験生は減少する可能性が出てきました。

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場合の数 順列
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親が心に余裕を持つ
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普通部のプール

普通部は第2グラウンドがあったり体育館が2つあったりするし、第2グラウンド近くのテニスコートも昨年あたり、リニューアルされて充実しているわけですが、しかし、未だにプールがないのです。

だから、水泳の授業がない? わけがない。水泳学校といって、全員が泳げるようにする海での合宿がありました。

まあ、今は近くに大学のプールがあるし、協生館内にも室内プールができたので、水泳の活動は充分できるのです。

以前、塾生皆泳主義というのがあって、塾生である以上50mは絶対に泳げなければいけない、という不文律がありました。したがって大学1年のときに、水泳の試験がある。そこで50m泳げなければ自動的にシーズンスポーツは水泳に決まるシステムでした。

この話を若い人たちにすると、「ポカーン」とされるので、多分今はそうではないようですが、いずれにしても水泳ができることを目標としていた塾の普通部にプールがなかったのは、やや七不思議的なところがあります。

慮るに、多分大学にもプールがあるので、別に普通部に作らずとも良いということになったのではないか、と思われるのですが、実は塾高にもプールがありません。

さすがに志木高にはあるし、中等部も新たにプールができました。だから日吉地区は2つのプールを共有することで、充分解決できているのでしょう。

協生館内の室内プールは立派ですし、まあ、これがある限り、そんなに心配する必要はないということで、だから普通部にプールはないのです。

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場合の数 順列
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武蔵が英語漬け課外授業
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神奈川私立男子中学校フェア 2013

神奈川の男子中学校がそれぞれの学校のアピールをするフェアがサレジオ学院で行われ、普通部が参加します。

神奈川私立男子中学校フェア 2013
日時:5月26日(日曜) 午前10時から午後4時
会場:サレジオ学院

各校の紹介スピーチや個別相談会、サッカーなどの交流試合、パネルディスカッションもありますが、そのテーマがなかなかふるっている。

「男子校、いいね!」

最近は、共学校の人気が高いので、女子校、男子校が共学に転換することが多いのですが、中学生の時期というのは明らかに女子の方が男子よりも精神年齢が高く、また成長が速い。その女子に押されてしまうよりは、男子だけでじっくり育てた方が良い、という考え方も根強いものがあります。

男子校の校長先生の中には「絶対に共学にはしない」と言われる方もいらっしゃいますが、その辺の考えを聞く良い機会かもしれません。

スピーチの時間帯も掲載されていましたが、いろいろな学校の子どもたちの話を聞けるので、お時間があればお出かけください。

神奈川私立男子中学校フェア 2013

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広い学校の魅力
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受験準備期間は本当は短い方が良い
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学部の選択

慶應の各高校には学部の割り当て人数があります。したがって、その人数にしたがって各高校が推薦をするわけですが、その推薦は3年間の成績と高3の最後の試験の結果で決まります。

例えばある子の第一志望が医学部、第二志望が理工学部、第三志望が経済学部であったとします。まず成績で医学部の推薦枠に入れるかどうかを検討する。その上で外れた場合は理工学部が第一志望に変わります。そうすると理工学部が第一志望であった生徒と成績で比較をする。で、その枠内に入ればこの子は理工学部の推薦が決まる仕組みです。第一志望が理工学部であっても、この子よりも成績が悪くて枠に入れければ理工学部には推薦されないことになります。

医学部以外は比較的柔軟に枠を考えることはできますが、それでも全部が全部志望をかなえることはできないので、このような仕組みがとられているわけです。

で、医学部の場合。枠がある程度少ないので、これはその枠に入らないと考えて、他大学の医学部を受験することはできます。

ただし、その場合は慶應の推薦枠から外れます。他大学を受験した段階で合否に関係なく、慶應義塾大学への推薦はありません。だから、多くの場合は他大学の医学部を受験するのは、医学部の推薦を志願し、その枠に外れて例えば第二志望の理工学部に推薦を受け入学した後になることが多いようです。
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第83回 夏期講習のスタイル
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危ないプラス思考
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野菜の問題

植物や動物の問題は慶應は少なくありませんが、しかし、やはり子どもたちにとって身近なものを考えています。例えば野菜については、過去、良く出題されてきました。

普段何気なく見ている果物や野菜も、多くの子どもたちにとっては調理された後のものしか、知らないことが多い。だから、こういう問題を出されると困ってしまうわけです。

以下は平成22年の中等部の2番


私たちは季節によっていろいろな野菜や果物を食べることができます。次の問いに答えなさい。

(1)下のあ~き は東京で出回る果物の旬の時期を示しています。あ~き にあてはまる果物をあとの選択肢からそれぞれ選び番号で答えなさい。

 1 イチゴ  2 カキ  3 サクランボ  4 ナシ
 5 ミカン  6 モモ  7 リンゴ

(2)次の野菜の主に食べるところは植物のどの部分ですか。あとの選択肢から選び番号で答えなさい。

 く:オクラ  け:キャベツ  こ:ゴボウ  さ:ジャガイモ  し:タマネギ

 1 根  2 葉  3 茎  4 果実  5 種子  

(3)次の中からキャベツと同じ仲間の植物の組み合わせを選びなさい。

 1 ゴボウとダイコン  2 ゴボウとブロッコリー
 3 ゴボウとレタス   4 ダイコンとブロッコリー
 5 ダイコンとレタス  6 ブロッコリーとレタス

(4)次の中からジャガイモと同じ仲間の植物の組み合わせを選びなさい。
 1 カボチャとキュウリ  2 カボチャとナス
 3 カボチャとピーマン  4 キュウリとナス
 5 キュウリとピーマン  6 ナスとピーマン


出てきている野菜や果物はどれも食卓に上がるものばかりでしょう。これは知らないという子は少ない。しかし、季節感となると心もとなくなる。最近は1年中見られるものが多くなったから、かえって厄介かもしれません。

(3)(4)はちょっと難しいかもしれません。キャベツはアブラナ科ですから、ダイコンが花からピンとくればいいですが。ついレタスを選んでしまいそうですが、これはキク科です。

(4)ジャガイモはナス科。ピーマンもナス科です。

いずれにしても、本当に身の回りで知っている植物、動物に気を付けておくのが、中等部の生物のポイントと言えるでしょう。

(答え)
(1) あ 1 い 3 う 6 え 4 お 2 か 7 き 5
(2) く 4 け 2 こ 1 さ 3 し 2
(3) 4
(4) 6

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学校選びの妙
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わかり始める子
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