普通部 労作展

9月22日(土)23日(日・祝日)に普通部の労作展が行われます。

また22日には普通部の学校説明会が行われます。予約は不要ですが、この日しか行われませんので、ご注意ください。

会場は慶應義塾大学日吉キャンパス「独立館」です。普通部ではありませんので、こちらもご注意ください。

普通部学校説明会

なお22日から普通部の願書の販売も始まります。

労作展は普通部生が全員、この夏休みに仕上げた研究や作品を展示する展覧会です。普通部は文化祭がありませんが、その代わりに各自が行った研究や製作の作品を発表しています。

ホームページで検索してみると、作品の写真が掲載されています。写真を見ているだけでも「すごいなあ」と思いますので、実際にご覧になると「すごさ」がおわかりになるでしょう。

6年生は忙しい季節ですが、モチベーションをあげる意味でも短い時間でもいいから見に行った方が良いでしょう。

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中学受験と習い事
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中学受験で子どもと普通に幸せになる方法、本日の記事は

過去問ができない
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願書

慶應中等部、慶應湘南の願書の販売が始まっています。

慶應普通部は、9月22日からの販売になっていますが、各校を始め、三田、日吉の警備室で販売が始まっています。日吉の警備室は24時間といわれて、思わずびっくりしてしまいましたが。

さて、出願は1月ですが、願書は早めに求めてどういう準備をするのかを調べておきましょう。

慶應進学オンラインでは、今月から湘南の志願書や活動報告書についてお話をしていますが、湘南、中等部とも二次試験があります。一次試験の合格者に対して面接と体育実技を課す試験ですが、この面接の基になる資料が願書や活動報告書になります。特に湘南は書くことが多いので、まずは願書を手に入れて何を書くのかを家族で相談された方が良いでしょう。

模擬試験や文化祭、説明会などイベントごとが多く忙しい秋ですが、出願の準備も怠りのないように、早めに準備を始めてください。

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第49回 下りに乗って行ける学校
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中学受験で子どもと普通に幸せになる方法、本日の記事は

速さの問題を解くときの工夫
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慶應中等部 社会入試傾向

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試験時間は25分。満点50点。
大問5題~6題。小問60程度なので1問1分未満という忙しいテストになります。

出題は地理、歴史、公民、現代社会の4つのテーマが各1問ずつ。地理については、他校で減少しつつある、各地方の特質に関する問題が出題され、地図問題も多くなっています。

地理の知識については必ず地図上でその位置を確認しておくことが重要です。記号式の解答がかなりの割合を占めます。

受験者が多いテストであるため、採点の手間を簡略化しているからですが、最近は地図に位置を示す記号を書き込んだり、記述で答えを書いたりする形式の問題も増えています。

問題の形式は単問形式が多く、時事的な内容も含まれていて、案外細かくなっています。

また世界地理や時事問題の出題も目立ち、また「学問のすすめ」に関する出題など福沢諭吉に関する知識はしっかり整理しておきましょう。

似たような問題が続けて出題されることが考えられる学校なので、過去の出題についてしっかり勉強しておきましょう。

地理について、鉄道や道路などの知識も不可欠です。また日本地図を描く問題が続けて出題されたこともありますので、自分で地図を描くという作業はなれておくと良いでしょう。

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子どもたちがどんな勉強をしているか、ご存知ですか?
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中学受験で子どもと普通に幸せになる方法、本日の記事は

納得しない子
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慶應中等部 理科入試傾向

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 算国配点の半分、50点満点の出題。試験時間は25分。大問は5問ないし6問。小問は40問程度になるので、かなり忙しい問題といえます。

大問が5題程度なので、一応、物理、化学、生物、地学の4分野が万遍なく出題されています。2012年は1番が月、2番が温度、3番が電気、4番が水溶液、5番が生物となっていました。頻出する範囲としては植物、水溶液、力のつりあい、天体、電気などです。

すべてが記号選択式です。近年社会や国語では記号式だけでない問題を出題しようという流れになっているようですが、理科は記号選択ばかりになっています。

あまり細かな知識は必要ありませんが、理科全般の基本的な知識はきっちり覚えておく必要があります。

全体的に実験、観察、観測問題が多く、その結果を問う問題が出題されているので、実験問題に対する練習は必要です。

同様に生物や、気象や天体の動き、地学範囲も与えられたデータや観察、実験から特徴を読み取るなどの問題が出ているので、類題を練習しておきましょう。また化学などの実験装置については、しっかりとした基礎知識が必要です。

生物では普通部とは違い、身近な良く見る植物が出題されています。水溶液は出題頻度が多いので整理しておきましょう。

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ばねの問題(2010慶應湘南から)
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算数をあきらめてはいけない
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慶應中等部 国語 入試傾向

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試験時間45分 満点100点。

これまで漢字の書き取り以外はすべて用語記入、選択記号式となっていましたが、最近、少し変化が表れてきました。
中等部は算数のときにもお話しましたが、受験生が多かったので、なるべく大人数で一気に採点できる出題形式になっていました。したがって採点官によって差がでないように、客観的な答え以外は書かせなかったのです。
全体の傾向としてそれは変わりません。これは解答用紙を見てみるとよくわかります。

2012年の問題でいえば、左側に記号式、右側に漢字と一部記述の問題の解答欄となっています。

まず左側は一気に採点してしまい、右側は担当教官をしぼって採点する、というようなやり方になっているのではないかと思います。

多少、受験人員が減少してきましたので、その余裕が出たのかなと想像しています。ですから、川柳を書かせてみたり、記述で答えを書かせてみたり、という問題が出てくるようになったのでしょう。ただ、解答用紙が飛んでいますので、答えを書く欄については注意が必要です。

さて内容ですが、文章読解については物語文と説明文2題というパターンが多いのですが、年度によっては一問のみで後はすべて知識問題になるときもあります。中等部は知識に関する出題が多く、語彙や漢字の読み、書き、あるいは同音、同訓異字などが出題されます。これは、読解問題を選択肢で作る場合、どうしても形が決まってくるし、子どもたちの力をある方向からしか見れないという欠点があるので、語彙や文芸・演劇に対する造詣などについても尋ねられるような問題をつくろうという工夫が見られます。他校では少ない文学史や俳句、短歌の問題も出題されるので対策が必要です。

選択肢については、やはり明確に根拠を文章中に求めていく練習をしましょう。非常に紛らわしい選択肢を配していますから、「本文には書いてない」などの論拠をしっかり見つけていく必要があります。

中等部の漢字の書き取りは他の2校に比べて難しく、現在の中学受験生に求めるレベルとしてはなかなか高いでしょう。例えばジッカン十二支。などという問題が出ていますので、充分練習を積んでください。また、漢字の読み、書きはもちろんのこと、部首、ことわざ、慣用句などの幅広い知識が必要ですし、日本語化した外来語についても、過去に出題がありました。中等部の過去問については10年以上さかのぼっても参考になるでしょう。

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冷静にデータを考える
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どこ、受けるの?
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慶應中等部 算数入試傾向

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試験時間45分 満点は100点。 出題は7題~9題。小問数20問程度の出題です。

中等部は受験人員が多いため、機械的に採点できるように解答形式が独特になっています。例えば3分の1という分数も分母ア 分子イとしてア イの数字で答えることになっているので、答えが出た後、その形式に合わせて解答用紙に記入することが求められます。これがミスを起こしやすい部分があるので、練習しておいた方が良いでしょう。

途中経過は一切関係ありません。したがって部分点採点は一切ありませんので、ていねいに解答する必要があります。

計算問題は例年2題。小問20問程度で45分ですから1問あたり2分から3分。かなり忙しい試験と言えます。

問題は全体的に平易。基本的な出題が多くなっていますが、近年6番前後から多少問題の難度を上げて、上位者の中でも差がつくように工夫しています。前半が平易な問題である分、ここでミスをするとなかなか厳しい。やさしい問題だからといって油断せず、確実に正答を出すことが求められています。

頻出する範囲としては比と割合、規則性、数の性質、グラフ、速さ、図形、場合の数。出題範囲に偏りはなく、幅広く出題されています。短時間で確実に得点を積み重ねる力が必要でしょう。

男子御三家の出題と対局にあり、問題数を多くして差が開くように工夫しています。したがって問題は平易であるが、計算は比較的面倒で、それなりに計算力は必要です。

過去問を練習するとともに、スピーディーに正確に解くという練習をしていきましょう。ただ、いたずらにあわててしまうとミスが多くなります。中等部は小さなミスが大きな差につながりやすいので、とにかくていねいに解き上げる練習を地道に続けてください。

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流水算
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算数は毎日やろう
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慶應湘南 中学募集要項

慶應湘南藤沢中等部の2013年度の募集要項が発表されました。

中等部 生徒募集要項

【募集人員】
第一学年 男女 160名(慶應義塾内進学者を含む)
 一般入試   :男女 約120名
 帰国生入試  :男女 約 30名

【出願資格】
  1. 2000年4月2日から2001年4月1日までに生まれた者。
  2. 湘南藤沢中等部に入学後、父、母または親権者のもとから通学できる者。

【出願期間】
  ・2013年1月11日(金)~1月16日(水)郵送必着
  ※簡易書留による郵送受付のみ。

【1次試験】
  ・2月2日(土) 8:50集合  
   試験時間割
     国語(45分)  9:15-10:00
     社会(25分) 10:30-10:55
     理科(25分) 11:05-11:30
     算数(45分) 12:00-12:45

   活動報告書による英語参考テスト(希望者のみ)は14:00から14:40まで。

   (試験会場)慶應義塾湘南藤沢中等部(藤沢)

【1次合格発表】
  ・2月4日(月)
   掲示発表(11:00-15:00)
   慶應義塾湘南藤沢中等部(藤沢)

【2次試験(1次試験合格者のみ受験)】
  ・2次試験(面接・体育)は2月5日(火)男子・2月6日(水)女子です。
   (試験会場)慶應義塾湘南藤沢中等部(藤沢)

【合格発表】
  ・2月7日(木)
   掲示発表(13:00-17:00)
   慶應義塾湘南藤沢中等部(藤沢)

【入学手続】
  ・2月7日(木)13:00-15:00・2月8日(金)10:00-15:00の両日
   慶應義塾湘南藤沢中等部(藤沢)

今年も二次の発表が17時までです。この間に、書類を受け取らなければいけませんが、慶應中等部の二次試験と重複しますので、注意してください。

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難しい問題は解説を写してみる
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プリントの復習
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慶應湘南社会入試傾向

 試験時間25分。50点満点。
大問5題~6題。1つの大問に小問が6問から7問程度。したがって合計すると40問近くになります。選択式がほとんどですがが、1問1点程度と考えると、25分の試験時間としては社会も理科同様、かなり忙しいといえます。
出題範囲として地理大問2問、歴史大問2問、公民1問、現代社会・時事問題1問というような配分になっています。
2012年は1 地理 2 現代社会 3 歴史 4 歴史 5 歴史 6 公民と歴史の総合問題 7 現代社会
となって、歴史が比較的多く出題されました。ただ5は江戸時代の文化で小問の数も少なかったので、おおむね例年の配分になっています。

知識レベルは標準的といえる範囲であって、特に細かさはありませえん。慶應の他2校と同様に地図の出題は比較的多く、また統計資料に関する問題も良く出題されるので、最近の統計には目を通しておいた方が良いでしょう。特に今の日本がどうなっているのか、という点について問題意識を持っていた方が良いと思います。
時事問題は出題されることが多く、特に世界との関係についての出題は近年増加傾向にあります。

 答えるべき解答は、多彩ですが、単問や記号の解答が多く、記述はあまり多くありません。

 理科同様、知識はあまり細かくはないので、基本的な知識をまず正確に覚えていきましょう。暗記のテキストをしっかり決めて、それを完璧に覚えるという作業を6年後半も続けていくことが大切です。地図と統計については類似問題を他校の過去問から選んで練習しいきましょう。また時事問題は頻出しているので、ニュースや新聞にも注意しておきたいところです。

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社会の入試問題の変化
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小学校6年生だから
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慶應湘南理科入試傾向

試験時間25分 満点50点ですが、例年大問4題程度。小問にすると20問ぐらいなので、1問1分程度で答えていかなければならず、やはり忙しいテストということがいえるでしょう。

頻出する範囲としては植物、水溶液、水の3態、天体など全体として生物、地学、化学、物理からそれぞれ1題というイメージで出題されています。

平成24年は、
1 化学 2 化学 3 地学 4 生物 5 物理
と5題出題されましたが、2は小問に近いので、だいたい4つのテーマが均等に配置されているといって良いでしょう。

実験や観察の考察をする問題が多く、そこから読み取れることを知識を使いながら答える、という形式の問題になっています。特に基本的な原理を自分の文章で説明するなど、記述の問題も含まれていますので、相当テンポよく解いていかないと間に合いません。実験道具に対する知識は必要です。全体として問題内容は平易ですが、生物や地学はそれなりに細かい知識も必要ですから、しっかり整理しておく必要があります。ただ出てくる生物は、聞いたことがあるものばかりです。

実験問題では、説明の文章が比較的長く、また複雑な場合もあります。したがって落ち着いて条件などを読み落とさないよう、注意してください。

過去問をしっかり練習するほか、普通部、中等部の問題もやっておくと良いでしょう。似たような問題が出題されていることがあります。

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第47回 受験する学校を考える
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中学受験で子どもと普通に幸せになる方法、本日の記事は

苦手を家で克服する
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慶應湘南国語入試傾向

試験時間は45分。100点満点です。

1問目が知識。漢字の書き取り。2問目以降長文の読解。大問2題程度。例年2問目に物語文。3問目が説明文。そして最後に100字作文という構成になっています。

長文の読解はそれぞれ小問が10問程度。これに作文が加わるのでスピードが求められています。読解の問題は選択肢の問題が多いが、一部、記述の問題も含まれます。

最後の100字作文はいろいろと工夫がみられ、詩を読んだ後にイメージを書かせたり、デザインをつくらせた後でその説明をさせたりと多彩。

レポートの多い学校ではあるので、やはり文章を書くということに対して積極的な姿勢を持つ子を取りたいという出題の意図があるように思えます。過去問を仕上げた後は、男子上位校の長文読解の問題にも取り組んでみると良いでしょう。

漢字の出題についてはそれほど難しいことはありません。1問目の知識では熟語に関する問題が増えていて、単に漢字の書き取りをするというよりは、語彙の広さを求めている印象があります。

記述は練習が必要で、特に100字作文については対策をしておいた方が良いでしょう。どういうことが求められるか定型化してない分、興味を持って取り組む必要があります。例えば今年の問題でいえば、4本脚の物体の写真を見せてどういう動きをするかを説明させていました。子どものいろいろな表現力に目を向けようとしているので、楽しんで書く、という気持ちは必要でしょう。

読解に関しては選択問題が多いため、比較的点数はまとまりやすいと思いますが、それでも紛らわしい選択肢も少なくありません。本文中に根拠を見つけながら、正確に答えにたどりつく練習をしておきましょう。

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セレクション
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図が描けない子
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