野菜の問題

植物や動物の問題は慶應は少なくありませんが、しかし、やはり子どもたちにとって身近なものを考えています。例えば野菜については、過去、良く出題されてきました。

普段何気なく見ている果物や野菜も、多くの子どもたちにとっては調理された後のものしか、知らないことが多い。だから、こういう問題を出されると困ってしまうわけです。

以下は平成22年の中等部の2番


私たちは季節によっていろいろな野菜や果物を食べることができます。次の問いに答えなさい。

(1)下のあ~き は東京で出回る果物の旬の時期を示しています。あ~き にあてはまる果物をあとの選択肢からそれぞれ選び番号で答えなさい。

 1 イチゴ  2 カキ  3 サクランボ  4 ナシ
 5 ミカン  6 モモ  7 リンゴ

(2)次の野菜の主に食べるところは植物のどの部分ですか。あとの選択肢から選び番号で答えなさい。

 く:オクラ  け:キャベツ  こ:ゴボウ  さ:ジャガイモ  し:タマネギ

 1 根  2 葉  3 茎  4 果実  5 種子  

(3)次の中からキャベツと同じ仲間の植物の組み合わせを選びなさい。

 1 ゴボウとダイコン  2 ゴボウとブロッコリー
 3 ゴボウとレタス   4 ダイコンとブロッコリー
 5 ダイコンとレタス  6 ブロッコリーとレタス

(4)次の中からジャガイモと同じ仲間の植物の組み合わせを選びなさい。
 1 カボチャとキュウリ  2 カボチャとナス
 3 カボチャとピーマン  4 キュウリとナス
 5 キュウリとピーマン  6 ナスとピーマン


出てきている野菜や果物はどれも食卓に上がるものばかりでしょう。これは知らないという子は少ない。しかし、季節感となると心もとなくなる。最近は1年中見られるものが多くなったから、かえって厄介かもしれません。

(3)(4)はちょっと難しいかもしれません。キャベツはアブラナ科ですから、ダイコンが花からピンとくればいいですが。ついレタスを選んでしまいそうですが、これはキク科です。

(4)ジャガイモはナス科。ピーマンもナス科です。

いずれにしても、本当に身の回りで知っている植物、動物に気を付けておくのが、中等部の生物のポイントと言えるでしょう。

(答え)
(1) あ 1 い 3 う 6 え 4 お 2 か 7 き 5
(2) く 4 け 2 こ 1 さ 3 し 2
(3) 4
(4) 6

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学校選びの妙
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わかり始める子
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今は国語の過去問くらいで充分

慶應を受けることに決めたし、さあ、もう学校別の対策を、と考えられている家庭もあるかと思いますが、まだ早いでしょう。

塾によってはすべてのカリキュラムが終わっていないし、中途半端な段階で過去問を始めたとしても、出来が悪くてがっかりするだけでしょう。まずは、しっかり基礎力を固めることに時間を費やすべきです。カリキュラムが終わっていないのであれば、カリキュラムに集中しましょう。

これまでほぼ2年間かけて勉強してきた内容が出題されてくるわけですが、入試問題はそのカリキュラム通り出るわけではありません。例えば規則性なら規則性と分類しつつも、実は中には数の性質や場合の数の要素が入っていたりする。そういう応用問題は、規則性や場合の数がマスターできていなければ解けないので、まずはその基礎ができていないといけない。

この復習が夏休みの前半でしょう。多くの塾がそのスケジュールで動くはずです。そして早い塾だとお盆休み明けから学校別の対策が始まります。それで充分。

もし、今できることがあるとするならば、国語の過去問ぐらいでしょうか。これは他の学校の練習をするぐらいなら、志望校の過去問の練習をした方が良いでしょう。ただし、しっかり直しをやって、なぜ答えがそうなるのか考える余裕をもってやってください。そうでなければ、読解力にはプラスにはなりません。

むしろ答え合わせから直しまでの方が問題をやるより時間がかかる、ぐらいでちょうど良いのです。それが今時間的に余裕がなければ、夏休み後半からで充分です。

良く私は過去問は3回やりましょうとお話します。夏休みに1回、秋に1回、直前に1回。例えば慶應3校受けるとして、10年分の過去問を3回やるとすれば4教科×3回×10年分×3校=360回分。1日1つやってもまる1年かかります。だから早くやらないと、と思わないでください。できなければできないでいいし、10年分は5年分でも、3回は2回でもいいのです。終わらなければいけない、というのでさーっとやるぐらいならしっかり復習や直しをやって、やれない分を切り捨てた方が力にはなるのです。

すでに今年の過去問も手に入りますが、まずは今の塾の勉強に集中してください。

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水溶液と熱
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授業を増やす誘惑
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部活

慶應諸学校はクラブ活動が盛んです。学校が始まると、新人勧誘もなかなか盛んに行われます。

ホームページに載っている運動部を一覧にしてみると、

普通部の運動部
バトミントン、バスケット、柔道、空手、剣道、弓術、陸上、ラグビー、山岳、サッカー、水泳、卓球、テニス、バレーボール、野球、オールスポーツアウトドア、合気道、保健体育研究会

中等部の運動部
野球、サッカー、ラグビー、陸上、バスケット、バレーボール、テニス、卓球、水泳、フェンシング、剣道、柔道、弓術、馬術、女子ソフトボール、山岳、器械体操

湘南の運動部
バスケット、テニス、水泳、弓術、競走、軟式野球、サッカー、女子バレーボール、女子ソフトボール、剣道、柔道、空手、フェンシング、女子体操、女子サッカー

ということになります。

多少の違いは各校であるようです。例えばラグビーは湘南にはない。フェンシングは中等部だけ、とか。したがってやりたい部活があるかどうかは確認をしておいた方が良いでしょう。

ある子はラグビーをやりたかったので、2日の湘南は受けず、ラグビー部のある学校を受験していました。こういうことは結構見過ごされがちなので、気を付けておいた方が良いかもしれません。

それぞれの部活は大学の体育会とつながっていますので、コーチが体育会から派遣されたり、OBがやったりしていますが、いずれにしても熱心に練習している活動がほとんどです。

入学の動機をしっかりするために、こういう部活を意識することは大事ですね。

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その気にさせる
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算数、1問にかける時間
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湘南 活動報告書の内容を考える

慶應湘南は一次試験合格者に対して面接と体育実技による二次試験を行います。その際、これまでの生活、学習などの面について質問をします。活動報告書は、その資料として使用するとともに、学習面以外の点を選考の対象にしています。

来年の入試用の願書は、この秋に用意されますが、ここまでずっとこの報告書は続いていますので、来年度も同じように行われるでしょう。

2013年の募集要項から活動報告書について抜粋してみましょう。

(1)小学校4年生以降のことを中心にA、B、Cのすべての項目について、最も大きな成果をあげたことを一つずつ書いてください。ただし、継続性がある場合はその前の年令の部分を含んでもかまいません。

(2)それぞれに取り組んだ動機、取り組んだ期間、自己実現の達成度(成果を含む)、家庭の関わり方などが明確にわかるように書いてください。

となっていてテーマは3つあります。

A 家庭での活動 B 学校での活動 C 家庭・学校以外での活動

Aは家庭で続けているお手伝いや、長年自分が中心に育てたり世話をした動植物のこと、夏休みの自由研究など、家族も一緒に取り組んだ成果の発表歴。家庭学習の中で得た資格や検定よびコンクールなどでの成果など。

Bは国語・図画工作などの授業を通して出品したコンクールなどでの成果。学校やクラスの役員として頑張ったこと。学校で取り組んでいる課外活動(ボランティアを含む)での成果など。

Cは一般には習い事で、スポーツクラブ(野球、サッカー、水泳、剣道、体操など)での活躍。ピアノ、ヴァイオリン、フルート、お琴、演劇、バレエなどレッスンに通って得た成果など。

しかし、4年生以降は塾をはじめてしまったので、例えば習い事は中止してしまったし、受験勉強で忙しいから特に何かをさせてないし、みたいなことになりがちなのです。

しかも、この活動に関する資料を貼付することになっています。例えばサッカー大会で優勝したら、その賞状とか。珠算なんかだと免状。あるいは発表会のプログラムとか。

でも一番悩むのは実はAだったりするのです。

「お手伝い、してないわなあ」

だから、今から考えておいた方が良いです。何を書くのか?

少しはお手伝いも考えておきましょう。入試に出るんだから。

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第79回 学習のバランス
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説明不足
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1学期に向けて

春期講習が続いていますが、これもあと数日で終了。

やはり時間が経つのは早い。あっという間に新年度が始まって2カ月になってしまいました。あと10か月。

これから空白の3か月といわれる時期に入ります。6年の1学期は、まだカリキュラムが残っている塾が多いので、それを学習しているうちに毎週の勉強がパターン化して、メリハリがつかない状況になることです。

つまり、何となく勉強はしているが、成績はあまり伸びていかないし、学校別の対策をするわけでもないので、何となく過ぎてしまう。しかし、同じ勉強の仕方をこれまでもある程度してきているわけですから、この3か月で画期的に成績が良くなるということはあまりないかもしれない。したがって、何かを変えなければいけない時期に来ているのです。

何を変えるか?と言えば、一番はやはり志望校を意識した勉強をすること。

つまり、組み分けテストやカリキュラムテストに対する勉強ばかりでなく、志望校に出そうな内容を少しずつ加えていくことです。夏休みから過去問に入る塾が多くなりましたが、それでも早い方。塾によっては秋後半まで手を付けさせないところもありますが、やはり子どもの動機を考えると、学校を意識した勉強にだんだん切り替えていった方が良いでしょう。

慶應について言えば、例えば中等部や湘南の前半の算数を練習してみるとか、あるいは読解問題をやってみるとか、そういう工夫をされると良いのです。

過去問を力試しにとっておこう、という考えもあるかもしれませんが、力試しは模擬試験があるので、むしろ過去問は勉強の題材として使いこんでいった方が子どもたちもやる気が出てくる。

できないものばかりをやっても仕方がないが、できるものは今から手を付けていった方が良いでしょう。そういう意味で1学期の勉強をそろそろ計画してみてください。

ただし3か月ペースで考える。

毎週、同じことの繰り返しにならないように気を付けてください。例えば5月は湘南の国語を解いてみる、とか。6月は中等部の理科の化学の範囲をやってみる、とか。

そういうテーマ別の勉強を加えていくと、目先も変わるし、子どもたちの意識も次第に受験モードに入っていけるでしょう。

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武蔵中学 学校紹介開催
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慶應湘南藤沢中等部 学校別対策の考え方(2)

湘南の国語は試験時間が45分。満点が100点です。

出題は例年大問4題。

【1】はことばの問題。熟語やことわざ、慣用句などの問題が出題されます。漢字の書き取りだけではなく、やはり言葉の知識が必要となります。これは一般生ばかりでなく、帰国の生徒も受験するのである程度ボキャブラリーを知っていることを試すのが目的でしょう。2012年は似たような熟語で漢字を選ぶもの、今年は同じ漢字を入れて作る熟語の問題でした。

【2】は物語文の読解 【3】が説明文、論説文の読解。

そして【4】が作文。

という形になっています。

【2】【3】の長文読解は採録される文章が長くなってきました。だいたいそれぞれA4版上下組版で4ページから5ページあります。

長文読解はやはり文章の理解を確認する問題が多く、適語選択、該当文の書き抜き、接続語選択などが多く、また選択問題もかなり多く出題されています。逆に記述式の問題はほとんど見られません。

長い文章を読んで、その文章に書かれていることを的確に理解しているか?ということを確認する狙いの問題が多く、例えば物語文では登場人物の人間関係や場面についての設問が多くなっています。小問は各問とも十問程度です。

説明文、論説文の読解も物語文同様、文章の理解を確認する問題が多く、選択や書き抜き形式の問題がほとんどです。またこの説明文、論説文の読解の中で5題程度の漢字の書き取り問題を出題しています。

【4】は100字作文でいろいろなテーマに即して、作文を書くものですが、今年は字数が160字になりました。昨年はある四本足の物体の動きを写真から想像して説明するもの、今年は美術館での写真撮影が今後禁止されるのか、なるべく許されていくのか、その方向性の予想とそう考えた理由について、作文用紙に答えを書く、というものでした。

この作文の問題はここのところ定着しており、子どもの創意工夫やアイデアを作文に盛り込むことが求められています。湘南もレポートの多い学校ですから、実際に文章を書きなれているかどうかは進学後重要な資質と考えられているものと思います。

さて、この形式がだいたい定着しているようなので、その方向で勉強を組み立てていきましょう。

まず読解については、物語文と説明文の長い文章の読解練習をする、ということに尽きるでしょう。

これについては、やる日を決めて着実に積み重ねていく、ということが大事です。過去問は早めに取組み、その後、他校の類題を練習していく、というやり方で良いと思います。ただ、必ず復習をして、なぜ答えがそうなるのか、納得しながら進んでください。
選択問題が多いわけですが、なぜアでなくてイなのか、その理由を考えることが大事です。

知識は、漢字の学習のほかにことわざ、熟語、慣用句などが幅広く出題されていますので、少しずつ練習をしてきましょう。ただ、あまり突飛な問題が出るわけではないので、塾で用意されている暗記テキストを中心に学習していきます。出る順漢字などのテキストを使ってもいいかもしれません。

最後に作文ですが、これはやはり練習と添削が必要になるので、。塾の先生にお願いしてテーマを出してもらい、添削してもらうなどの練習が特に夏休み以降必要でしょう。

読解で記述式の問題を出題する学校は多いのですが、湘南の場合は完全に作文です。つまり自分の考えたこと、あるいは説明すべきことを端的に決められた字数で書き上げなければならないので、それなりに練習を必要とします。

こればかりはただ過去問をやる、ということで対策にはなりません。後半どういうやりかたで練習していくか、塾の先生と早めに相談しておきましょう。

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我が家流
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慶應湘南藤沢中等部 学校別対策の考え方(1)

慶應湘南の入試は一次試験と二次試験に分かれます。

まずは一次試験を突破するために、一次試験の入試についてその実態と出題傾向を考えていきましょう。

一次試験は2月2日。算数・国語100点 理科。社会50点の300点満点。 試験時間は算数・国語が45分間。理科・社会が25分間。

2013年は一般が男子373名 女子 340名 計713名が出願し、受験したのが669名。一次試験の合格者は341名でしたから、競争率約2倍でした。

算数は、大問6題。ここ数年形が決まってきていて
【1】~【4】までは比較的簡明な問題が出題されます。単問の問題も多く、基礎的な理解ができているかを確認します。概ね一般の受験生にとってはそれほど難しくありませんが、一般と帰国の試験を同じ問題を使って行うので、あまり難しい問題ばかりを並べられない事情があります。

【5】、【6】は一気に問題の難度が上がります。これは【1】~【4】に比してかなり難しく、男子御三家と似たようなレベルと考えてよいでしょう。したがって、6割ぐらいを得点できれば合格ラインに達することができると考えられます。
【1】~【4】をノーミスできて、【5】、【6】を6割、というのが一つの目標でしょう。

【1】~【4】については範囲は特に限られず、幅広く出題されます。【5】~【6】は平面図形、立体図形、速さ、規則性などが中心で、思考力を問われます。

したがって、塾でカリキュラムが終わるまでは、まずしっかりと基礎を固めることが必要でしょう。最近はカリキュラムの進度が早くなりましたから、その分、いろいろなことを短期間でマスターしなければなりませんから、なかなか応用問題にまで手が回らない、という面もあるかもしれません。その場合は中途半端にせず、まずはきっちり基礎を固める、と考えた方が良いと思います。

ただし、基礎をやるにあたってとにかく「正確さ」を身に付けることが重要です。【1】~【4】は簡明な問題ではありますが、ミスが出る可能性があります。やさしいところで間違えてしまうと、差をつけられてしまうので、特に女子の場合は一次の合格ラインに届かなくなる可能性が出てしまいます。簡明な問題であっても、ていねいに解き、とにかく正解率を上げる、ということに着目して前半は練習を重ねてください。

夏休みに入ったら復習をしつつ【5】、【6】の対策に入っていきます。この時期はいたずらにたくさんの問題をやる、というよりはひとつの問題をじっくり考えるようにしていきます。【5】、【6】は男子御三家レベルに順ずるような難しさがありますので、条件も複雑ですし、多面的に考えていかなければなりません。例えば速さの問題にしてもグラフを書いたり、図を描いたりしながら解いていかなければいけないので、そう簡単にできるようにはならないでしょう。ただ、問題は小問2~3問に分かれているので、全部が出来なくても前半2つの小問は正解する、というような得点の仕方は充分想定できます。したがって、あきらめず少しでも得点する、という粘り強さが必要なので、じっくり考えていく練習をしてください。

秋以降は、過去問などを中心に答案練習を続けていくことになりますが、【1】~【4】のていねいさ、【5】~【6】の思考力、両方の面を練習できるように対策を考えていきます。
【1】~【4】については過去問のほか、他校の入試問題から抜粋して解いていっても良いでしょう。一方【5】~【6】については男子御三家の問題を少しずつていねいに解いていく練習をしていきます。

12月までの間に、模擬試験なども含めて、とにかく手を付けたところは確実に正解するという手堅さをマスターしてください。これは湘南合格のためには絶対に必要なことです。

その上で【5】、【6】の問題が半分以上解けるようになっていれば、一次の突破は確実になってくるでしょう。

二次試験も当然一次試験の成績が加味されますから、なるべく高い点数を取れた方が良いので、算数が得意であれば有利ですから、前半は算数の勉強に力を入れてほしいと思います。

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炭酸水に関する問題
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どのくらい伸びるのか?
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古典を知る機会を作る

今年も、中等部では前句付の問題が出ました。

ここのところ俳句や川柳、歌舞伎などの古典に関する出題が増えています。しかし、今の子どもたちが古典にふえる機会はめったにない。歌舞伎を見たことがない子どもたちも多いでしょう。

別に入試に出るから、というわけではないが、こういう機会は今のうちに作っておくと良いと思います。知識は後で、覚えるにしても、そういう機会がないとなかなか興味がわかない。興味がわかないと、入試問題を見たときに、ただびっくりするだけになってしまいます。

こんな問題も出るんだ、ということでせっかくの春休み。歌舞伎を見に行く機会を作ってみてはいかがですか。


平成20年 慶應中等部 国語 

次にあげたせりふは、ある芝居の中で登場人物がのべるものです。その芝居の題名を後の語群から一つずつ選んで番号で答えなさい。

ア 「知らざあ言って聞かせやしょう。浜の真砂と五右衛門が歌に残した盗人の種は尽きねエ七里ヶ浜、その白浜の夜働き、以前を言やア江ノ島で、年季勤めの稚児が淵、・・・」

イ 「若君菅秀才の首に相違ない、相違ござらぬ。でかした、源蔵。よく討ったなァ」

ウ 「かように候者は、加賀の国の住人、富樫左衛門にて候。さても頼朝・義経、御仲不和とならせ給うにより、判官殿主従、奥秀衡をたのみ、つくり山伏となって陸奥へ下向ある由、鎌倉殿、聞こし召し及ばれ、かく国々へ新関を立て、山伏を堅く詮議せよとの厳命によって、某、この関を相守る」

エ 「武具、馬具、武具、馬具、三ぶぐばぐ、合わせて武具、馬具、六ぶぐばぐ、菊、栗、菊、栗、三菊栗、合わせて菊、栗、六菊栗。麦ごみ麦ごみ、三麦ごみ。合わせて麦ごみ六麦ごみ、あのなげしの長なぎなたは、誰がなげしの長なぎなたぞ・・・」

オ 「こりゃあ、面白くなってきたっ、サァ、抜け、抜け、抜け抜け抜け、抜かねエか」

1 「勧進帳」 2 「寺子屋」 3 「白波五人男」 4 「外郎売」 5 「助六」


(答え) ア 3 イ 2 ウ 1 エ 4 オ 5

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条件を整理する問題
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漢字練習の間違い
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中等部男子の一次合格者数

以前、中等部男子の一次合格者数は500名程度でした。

しかし、受験者数が減少したころから、一次試験の合格者数も減少し、450名程度となり、ここ2年は350名程度ということになっています。

つまりはやはり二次試験の加点があるにしても、二次試験の合格者数を考えればある程度絞って、じっくり面接で話を聞いた方が良い、ということになったのでしょう。

今年は実受験者数が742名でしたから、359名の合格者で2倍の倍率。だいたい1次試験は2倍程度の倍率になっていると言えます。ただこの一次合格者のうち、2次試験に進んだのは今年262名(昨年317名)とかなり減少しています。となると、2次試験の倍率が今度は下がることになるので、一次をあまり絞りすぎてもいけないかもしれない。

来年、一次の受験者数がどうなるかによって、また変わってくるだろうと思いますが、来年はもう少し一次試験の合格者が増えるといい、と思っているのですが。

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暗算のワナ
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孟母三遷
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早く解けなくていい

慶應の算数は1問1問はそれほど難しくはないが、しかしある程度問題数はあるので、時間内に解き上げる、というのは多少厄介です。

したがって解くスピードをあげたい、と思われるかもしれませんが、それは意識しない方が良いと思います。子どもを急がせて、ろくなことはない、のです。

急いで解けば、問題文の条件は読み飛ばすし、計算間違いはしでかすし、得点としてはゆっくりやった方が伸びる。大事なのは、速く解くことではなく、正確に解くことなのです。

だから、今のうちから式や計算をきちんと書きながら、確認して解いていく練習をしてほしいと思うのです。しかし、この時期はそんな注意は右の耳から入ったら、左の耳からぬけてしまう。

相変わらず、どこに式を書いたか、計算がどこか、わからないというような答案になっているかもしれません。でもそうなっている理由は実は「急いでいるから」なのです。

つまり急いで解かなければ、式は書けるのです。急いで解くから、式を書くのが面倒になるだけ。ですから、組み分けや月例テストの点数は気になるだろうが、決して「急がせてはいけません。

例えば3割の問題に手を付けなくとも、正解率が100%なら70点はとれるのです。むしろそういう資質を持つ子、すなわち正解率が高い子が合格しやすい。急いでミスが多い子は、成績が伸びにくい。今のうちにしっかり練習しておきましょう。

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長い文章を読み慣れる
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