過去1年間の成績を調べてみると

毎月月例テストや組み分けテストがある塾が多くなりました。

コンピューターで成績の経緯が表示されているところもありますが、これはやはりもう一度調べてみると良いと思います。良く、折れ線グラフを作られる方がいらっしゃいますが、これもひとつの方法でしょう。

偏差値が低いテーマというのは、やはり不得手なテーマなのです。例えば国語の読解でも、物語文になると点数が悪い、とか逆に論説文になるとふるわない。算数も平面図形は良いが、立体はよくわかっていないとか、まあ、いろいろなことがわかってきます。

例えば同じ×問でも理由が違います。問題文の条件を読み取れていなかったとか、計算間違いをした、とか、あるいは全然解き方がわからなかった、とかあるわけです。全然解き方がわからなかったら、それは勉強しないといけないわけですが、あとちょっとで○になった問題も多いでしょう。まずそこは早めに直しておくことが必要です。

夏休み以降模擬試験を受けるわけですが、相変わらずミスが多い、点数が伸びない、ということになると時間をかけた分だけ結果が出にくくなります。できるはずの問題はやはり必ずできてほしいわけで、そのミスの傾向を調べてみると、何を直さなければいけないかがわかってきます。

こういうデータは実は答案にたくさん入っているわけですが、つい、偏差値や順位ばかりに目が行ってしまって本来、分析しなければならないところができていない場合が多いようです。これは子どもたちには当然できない作業なので、ぜひお父さん、お母さんが力を貸してあげてください。

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速さの文章題
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中学受験で子どもと普通に幸せになる方法、本日の記事は

志望校が決まりません!
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絵を描きなれる

普通部対策の理科の授業で、良く子どもたちに絵を描いてもらっていました。

イネの花の絵、メダカのメスの絵、などは当然のことながら、例えばカイコの触覚、モンシロチョウの幼虫、などなど。

できあがった絵を見ると、まあ、ちょっと笑えるほど。

つまりは、それほど描きなれていないということなのです。

イネの花の絵を見て、これが、おしべだ、これが外えいだ、などと答えることができても、じゃあ、イネのめしべの形を描いてみて?と言われると、ほぼお手上げ状態になるのが普通です。

で、これに対する対策はやはり写すこと。

例えばテキストに出ている絵を写す。写せば、やはりもっとよく観察するようになる。そうすると、覚えられるものです。

普通部に入れば当然、フィールドノートがあるのでやらなければいけないのだから、今から少しずつ準備するぐらいのつもりで、絵は描きなれてください。

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宿題の多い塾
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水筒を持つ
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皮肉?

2013年の普通部社会の問題です。


 わたしたちが何かを買ったり利用したりするときには、ねだんを見て、①売り手に直接、現金やカードで支払うことが一般的です。そのねだんは、店などが売りたい数量と、客が買いたい数量の関係によって決まっていきます。しかし、②すべてのねだんがこのように決まるわけではありません。

1.下線部①のようにして支払うのが一般的でないものを、次のア~コから一つ選んで記号で答えなさい。
ア.防災ずきん イ.鶏卵 ウ.タクシーの運賃 エ.ランドセル オ.市販薬
カ.郵便はがきの料金   キ.家庭の電気料金  ク.米 ケ.本 コ.ミネラルウオーター
(注)市販薬…薬局などで自分で選んで買うことができる薬


平成21年に、ものの値段の問題が出たり、カレーライスの作り方が理科で出たりする普通部ですが、しかしこの問題も、その類に入るのかもしれません。

単に勉強ばかりではなく、常識や世の中の流れを小学生なりに知っている、ということは大事なことだというのは福澤諭吉の元の考え方にあるので、こういう問題がときどき出ます。

答えはキの家庭の電気料金。電気代は、その月に使ったものを後から請求されて支払うのだから、払い方が違います。

受験勉強ばかりやらせていないように、と入試問題で言われるのも皮肉なものですが。

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第87回 手厚い塾
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過ぎたるは及ばざるがごとし
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つばめの巣

つばめの季節になりました。

先日も街を歩いていたら、お店の軒先につばめが巣を作っていました。親ツバメが忙しく出入りして、エサを運んでいるようです。

以前、普通部の生物の期末試験だったかに、普通部通りのどこにツバメの巣があるか?という問題が出た、という話を聞いたことがあります。

基本的にフィールドノートは課せられているので、植物や動物の観察記録を作るわけだから、そういう観察眼を意識させるために、こういう問題が出たのだろうと思いますが、この考えのもとに普通部の理科の問題は作られていると考えて良いでしょう。

生物の出題は多いが、だからといって珍しい動物や植物が出題されるわけではない。気を付けていれば日常生活に見られる植物や動物を出題しているのです。

しかし、今の子どもたちの生活がそういう認識からかけ離れたところにある。その分、普通部の問題は「難しい」と感じられるでしょう。

ただ、入学すればそういう方針のもとにフイールドノートを作ったり、レポートを書いたりするわけだから、それがしんどい、と思う生徒を入学させるわけにはやはりいかない、という面はあります。したがって、家庭でいろいろ生物に対する意識は広げておかなければならないのです。これは6年生になったから、というよりはもっと早くから意識しておいた方が良いでしょう。

家で生物を飼うこともその意識を作る意味で大事なことです。

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募集要項が決定する時期
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帰国した子
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慶應が我が子に合うか

往々にして、親自身が慶應だったので、我が子も慶應に、という方は少なくありません。

まあ、かく言う私もその一人ですが、しかし、私の視点はどちらかといえば、我が子が慶應に合うだろうな、と思っていました。

例えば最初から慶應に決めてしまう、ということは多少なりとも先先を限定してしまうことになる。

例えば理系を選ぶ、ということになると、医学部、理工学部、薬学部の3つしかない。逆に考えれば、医学部でも薬学部でなければ理工学部しかなくなるわけで、大学受験をした方がそれなりに可能性を自分で広げられる部分があります。

一方、大学受験がないということは、時間を持て余す部分もあります。ということはやはりクラブ活動なりをしっかりやれないと学校生活は楽しくない。別にうまくなくてもいいが、それなりに部活を楽しめる、という部分はこれは受験校に比して大きい部分があります。高校2年の新人戦で引退、ということはあまりないでしょうから。

そういったいろいろな要素が我が子に合うか、という点で学校選びをした方が良いと思うのです。

自分が出で良かったから、子どもに合うと自動的に考えてはいけない。我が子であっても個性は違うし、どういう可能性が伸ばせるかは、本人次第の部分が大きいが、それでも多少見極めた上で考えた方が良いと思うのです。

慶應は3代慶應、とかそういう家族がいるわけですが、まあ、3代目の母親ほど、プレッシャーがかかるものだと思います。本当は3代慶應である必要は、まったくない。

子どもの可能性が開く学校であれば、それが一番なのですから。

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浮力の問題
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遊ぶときは遊ぶ!!
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計算力

慶應3校とも計算問題は出題されるし、算数の問題を解いていくのにどうしても計算力は必要です。しかし、計算の練習は面倒ですし、あまりやりたくない勉強のひとつでしょう。

こればかりは、やはり継続していかないとなかなか身についていかない。例えば1週間に1度、20題練習するくらいなら、毎日3題やった方がよほど力がつきます。これは筋肉トレーニングとあまり変わらない。休んでしまえば、それだけまた衰える。しかし、毎日続けることで、つねにその部分が活性化されるから、力が落ちず、むしろ伸長していくのです。

で、計算をやるときには、「絶対に間違えない」というルールでやるべきだと繰り返しお話しています。これも筋肉トレーニングと同じ。例えば腕立て伏せを30回やるとして、腕や腹筋に負荷がちゃんとかかっていなければ、やっても力がつかない。同じようにミスばかりの計算をしていても、これは計算力がつくわけではないのです。

計算は間違えてはいけないものです。

算数や理科の問題を解いていくとき、計算が間違っていれば正答にはたどりつかない。つまり、合格の基礎となるものだから、必ず正解でなければならないのです。

そのくせを今から少しずつつけていく必要があります。これは入試まで一貫して続ける。決して終わりはないと思ってください。

夏までがんばればよい、というものではない。やめたら、また力が落ちていくからです。だから朝起きたら計算、というやり方が昔から推奨されているわけです。朝でなくてもいいが、とにかく一日3問。必ず間違えずに計算する、という練習を続けていく。こういう蓄積が最後には力を発揮するのですから。

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第85回 入塾テスト
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日本のすがた 2013
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副都心線

今日、東武東上線に用事があり、副都心線を使って日吉まで戻ってきました。

小竹向原から、急行、元町中華街行きというのに乗ったわけですが、いやあ、早い。

次が池袋、新宿三丁目、原宿、渋谷、そしてここで乗り換えず、そのまま乗ったまま。東横線内は特急になるので、中目黒、自由ヶ丘、武蔵小杉。

ここで乗り換えると、ホームの向こう側に目黒線の日吉行が来ているので、乗り換えて日吉に到着。

できたときに、ああ、これで志木高と塾高の連絡が良くなるなあ、みたいなことを考えていたのですが、いやいや、来年の受験はこの東横、地下鉄相互乗り入れでまたちょっと変わるかもしれません。

志木高だって神奈川から充分通えます。これならば。

以前、市営地下鉄のグリーンラインができたとき、普通部の倍率は上がりましたが、日吉は遠いよねえ、と思っておられたご家庭も一度乗ってみられるとその早さに驚かされるかもしれません。

まあ、子どもたちは池袋、新宿、渋谷という3大繁華街に定期で降りれるというこれまた、なんと絶好な沿線であるのですが。

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先生が変わる
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家に帰りたくない子
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三田綱町グランド

中等部や女子高は、三田にあるので、それほどおおきな敷地を確保しているわけではありません。中等部の場合も校門を入って中庭はあるが、大きなグランドはありません。

三田キャンパスは日吉や湘南に比べて明らかに狭い。三田が狭い分、日吉にはいろいろなものがあるわけですが、中等部や女子高の生徒はなかなか日吉まで来ることはない。

そこで活躍するのが三田綱町グランドです。

中等部から歩いて数分のところですから、特に不便があるわけではありません。ただ、中等部だけで使えるところでもないので、まあ、それなりに制限はありますが、しかし、都心にこれだけのグランドがあるのはなかなか貴重でしょう。

こういう敷地があると、つい建物を建ててしまいたくなるはずですが、やはり土のグランドは残しておいてもらいたいと思います。

後ろがオーストラリア大使館なので、合間に見える木立もあって、ちょっと良い風景です。

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浮力の問題
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たかが中学受験
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普通部のプール

普通部は第2グラウンドがあったり体育館が2つあったりするし、第2グラウンド近くのテニスコートも昨年あたり、リニューアルされて充実しているわけですが、しかし、未だにプールがないのです。

だから、水泳の授業がない? わけがない。水泳学校といって、全員が泳げるようにする海での合宿がありました。

まあ、今は近くに大学のプールがあるし、協生館内にも室内プールができたので、水泳の活動は充分できるのです。

以前、塾生皆泳主義というのがあって、塾生である以上50mは絶対に泳げなければいけない、という不文律がありました。したがって大学1年のときに、水泳の試験がある。そこで50m泳げなければ自動的にシーズンスポーツは水泳に決まるシステムでした。

この話を若い人たちにすると、「ポカーン」とされるので、多分今はそうではないようですが、いずれにしても水泳ができることを目標としていた塾の普通部にプールがなかったのは、やや七不思議的なところがあります。

慮るに、多分大学にもプールがあるので、別に普通部に作らずとも良いということになったのではないか、と思われるのですが、実は塾高にもプールがありません。

さすがに志木高にはあるし、中等部も新たにプールができました。だから日吉地区は2つのプールを共有することで、充分解決できているのでしょう。

協生館内の室内プールは立派ですし、まあ、これがある限り、そんなに心配する必要はないということで、だから普通部にプールはないのです。

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場合の数 順列
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武蔵が英語漬け課外授業
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神奈川私立男子中学校フェア 2013

神奈川の男子中学校がそれぞれの学校のアピールをするフェアがサレジオ学院で行われ、普通部が参加します。

神奈川私立男子中学校フェア 2013
日時:5月26日(日曜) 午前10時から午後4時
会場:サレジオ学院

各校の紹介スピーチや個別相談会、サッカーなどの交流試合、パネルディスカッションもありますが、そのテーマがなかなかふるっている。

「男子校、いいね!」

最近は、共学校の人気が高いので、女子校、男子校が共学に転換することが多いのですが、中学生の時期というのは明らかに女子の方が男子よりも精神年齢が高く、また成長が速い。その女子に押されてしまうよりは、男子だけでじっくり育てた方が良い、という考え方も根強いものがあります。

男子校の校長先生の中には「絶対に共学にはしない」と言われる方もいらっしゃいますが、その辺の考えを聞く良い機会かもしれません。

スピーチの時間帯も掲載されていましたが、いろいろな学校の子どもたちの話を聞けるので、お時間があればお出かけください。

神奈川私立男子中学校フェア 2013

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広い学校の魅力
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受験準備期間は本当は短い方が良い
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