富士山

今年も時事問題はたくさん話題がありますが、中でも富士山は最重要事項でしょう。

世界遺産登録されたわけですから、他の世界遺産にからめて問題を作ることもできるし、江戸時代の噴火、関東ローム層、偏西風、いろいろ子どもたちが知っている知識に重ねあわせることもできます。

また地理の問題としてもおもしろい。

世界遺産登録の時に問題となった三保の松原にからめて、静岡県の問題を出すのもおもしろいし、逆に裏富士を考えて東京から中央本線で甲府に向けて旅する旅行記も充分に考えられます。

富士山は日本の代表的な山ですから、それにまつわる芸術作品もたくさんあります。その作者を問う、というのも歴史の問題としてはあり得る。

というようなことが、予想される分、富士山についても多少詳しく調べておきましょう。

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第103回 倍返しだ!
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中学受験で子どもと普通に幸せになる方法、本日の記事は

解答は親が持つ
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湘南の5・6番対策

湘南の算数の5・6番は普通部や中等部の問題に比べて、かなり難しくなります。

湘南の問題数が少ないこともあり、また前半に基本的な問題を配すので、後半はやはり応用力を問う、ということで、結構面倒な問題が多くなっています。

この問題を解いていく練習をするにあたって、やはりじっくり問題文を読む、ということから始めなければなりません。

例えば速さの問題も、状況がいろいろ変ります。流水算で言えば、途中で荷物を落としたり、流れの速さが変わったり、下ったかと思うと上ったり、まあ、いろいろ。

したがってその条件をしっかりつかむ、ということが必要になるのです。

グラフを描いてもいいし、表を書いてもいいかもしれない。そこがひとつの大事なカギです。

問題の条件が増えると、使うのを忘れてしまう場合もあります。

勘違いしてしまう場合も多いわけですが、例えばABの距離がわからないと思っていたが、実は問題文やグラフに書いてあった、ということもあり得るのです。

たくさんの問題を解くというよりも、じっくり取り組んで、正確に解き上げる、という練習をしていってください。

またすべての問題が解けずとも、小問が3つぐらいありますから、1つでも多く正解していこうという粘り強さが必要になります。

(3)はできなかったが(1)と(2)はできた、でも十分、得点にはなるのですから、1点でも多く取ろう、という姿勢で取り組んでほしいと思います。

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東京入試
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覚えるのが嫌いな子
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40分9題のむずかしさ

普通部の算数の出題は例年8題から9題。

2013年は9題でした。小問数にすると、13問。
2012年は8題。小問数にすると、14問。

小問1題で計算すると約3分。それ相応の難しさとはいえ、難問とまではいえないものの、そう簡単でもない問題を40分でやることはなかなか大変です。

しかもそれで、合格点としては7割程度は目指さないといけない。ミスは許されないし、ある程度のスピード感は必要なのだが、普通部はさらに記述式なのです。

つまり、式を書かないといけない。どのくらいの部分点がつくかは定かでなく、答えだけを書いたら減点されるかどうかは、わからないものの、しかし、やはり式を書け、と言われている以上、式を書く必要はあるわけで、これを含めて40分で仕上げるというのは、相当練習を積まないといけないのです。

普通部は理科の生物に特徴があったりするわけだけれど、やはりポイントは算数。

算数でしっかり点数が取れれば合格に近づく。その分、過去問をしっかり練習してください。

この形式はここ十数年、ほとんど変わっていないので、練習できる問題は揃っています。過去問の練習を積み重ねながら、40分でそこそこ点を取れる力をつける、というのが一番大事な学校別対策でしょう。

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ふりこの問題
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本人が努力をしないなら、受けさせない方が良い
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世界地理

世界地理は基本的には中学入試では範囲外になりますが、今春の問題を見てみると、いろいろな学校で結構出題されていました。

以前は、時事問題と絡めて、例えばアラブ首長国連邦はどこにあるか、地図上の位置を示す、というような問題が出ていました。これは原油の輸入についてサウジアラビアは日本にとって非常に関係の深い国だし、だからその国がどこにあるかぐらいは小学生であっても知っているべきだ、という論理はなるほど、と思える部分があります。

しかし、ちょっと気になるのはだんだん詳しくなってきている点。

例えば南スーダンは193番目の国連加盟国であるのはわかるが、191番目の東ティモールになるとやはりちょっと細かいでしょう。192番目のモンテネグロはどこにある?はテレビ番組のクイズ問題レベル。しかし、出題される可能性はないとはいえないところが、苦しいのです。なぜなら、この3か国が21世紀になってからの国連加盟国だからです。

しかし、こういう問題をひとつひとつ考えていくときりがない部分があります。なので、時事問題は今年出題された問題をやっていく方が、過去問をやるよりもいいでしょう。

今年、参議院選挙が行われましたが、過去問には3年前の参議院選挙の話が出てきます。だから、混乱しやすくなるので、やはり時事問題や現代社会の問題はあまり昔にさかのぼらない方が良いでしょう。

慶應3校も世界地理は時々出ています。特に福澤諭吉が外遊した先は要注意。これはしっかり、チェックしておきましょう。

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平面図形と比(2)
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やはり週3回が上限
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学則定員

学校は、募集する定員が決まっています。

学校の施設や敷地を元に概ね設立当初に設定され、その定員が守られるようになっていて、慶應湘南の場合は高校で240名。
中学は160名ですから、合計すると160×3+240×3=480+720=1200名がその定員になっている、ということだと思います。

で、気になっていることがひとつあるのは、横浜初等部のこと。

今年から学校が始まりましたが、その定員は108名。この生徒が6年後に進むのは、慶應湘南藤沢中等部と決まっています。幼稚舎の場合は普通部、中等部、湘南のどれかを選ぶことができましたが、地域柄普通部か中等部に行く生徒がほとんど。女子はほぼ中等部でしょう。

で、そうすると湘南の中学生の募集は160名のうち108名が初等部からくるとなると、中学からの定員は42名しかなくなることになる、ということなのです。

最初、横浜の計画は小学校と中学校をつくり、高校で湘南に入れる、というような話だったと思うのですが、計画が変更されて初等部だけになったので、そうなると、5年後、湘南の枠は一気に減るということになります。

これは早稲田実業に前例があって、実業も小学校を作り、6年後に中学からの定員が一気に減少しました。

しかしながら・・・

実は湘南は2011年に校舎を建てているのです。南校舎と言われ、現在は5・6年生が入っているほか、大教室も用意されている。

とすれば、学則定員が増えて、初等部からの人数をいれても中学からの募集枠は減らさないことができる、という可能性もあります。

これは先にならないとわからない話ではあるのです。

もし定員が減るのなら、二次試験の日程を短縮する意味もわからないではないとも思えるし、ちょっと気になっているところです。

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中和の問題
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理科のシラバス
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慶應湘南、生徒の居住地域

慶應湘南のスクールガイドを昨年と今年を見比べてみました。

2014年は二次試験の日程が変わりますが、それ以外にはあまり大きな変化はないようです。

で、その他の資料のところで、生徒の居住地域が掲載されていました。

慶應湘南の生徒が一番多く住んでいるのは? 

これは去年も今年も世田谷区でした。やはり小田急線沿線は通学に便利、ということでしょうか。

次が地元藤沢市。この1位、2位は変わりません。世田谷区は去年も今年も101人以上。藤沢市が去年も今年も76人~100人。

その後が町田市、横浜市(戸塚区、港北区、港南区、都筑区、泉区)、そして川崎市麻生区と鎌倉市。ここが50人~75人になっています。

町田市は、去年のデータでは25人~49人でした。まあ、この分け方だと49人が50人になっても、ワンランクが上がることになるのですが、やはり近い地域が多いということでしょうか。

遠いところで目立つのは杉並区。15人~24人に入っていますが、これは去年も同じでした。

静岡県や逆に埼玉県から来ている子もいるようで、これはなかなか大変な通学時間だなあと思います。

昨年の平均通学時間は1時間20分。今年も1時間20分となっていました。中等部で若干遠い子が増えましたが、それ以外はあまり変わらない、という印象でした。

湘南の場合、湘南台と辻堂からバス便なので、なるべく近いに越したことはないわけですが、遠いところからも通ってきている、ということは変わらなかったようです。

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海外の私立校
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算数のシラバス
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願書

慶應湘南の今年度の募集要項がホームページに掲載されています。

願書は湘南と中等部については、すでに販売が始まっています。

普通部は労作展より販売されるようです。

湘南は来年度日程が変更されて、3日に一次発表、4日二次試験、5日二次発表になっています。

書類については、活動報告書の内容が若干変更されています。が、概ね例年通りのようです。また、活動報告書に記載した内容を証明する資料の提出も例年通り行われます。

中等部の書類はこれまでと変わっていません。したがって、保護者と志願者本人の作文が必要になります。

早めに求められて準備を始めていきましょう。

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立体を切断する問題
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いろいろな選択肢
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倍率とレベル

ここ数年、中学受験は受験者数が減少しています。

慶應各校も多少下げ止まりの傾向は見せているが、しかし、減少が止まったわけではありません。倍率が下がると、やはり合格者レベルは下がることになる。

これは、避けられないことです。したがって、各校とも募集活動に力を入れているが、慶應は例年とあまり変わらない。

普通部、中等部にいたっては、説明会が1回というのも、なんともさみしい話だと思います。

それでも集まる、と思っているととんでもないことになる。

受験生のレベルが下がるということは、学校の教育レベルが下がるということにつながりやすい。

受験生からすれば、受験者数は少ない方が良いに決まっているが、レベルが低くなるというのは、あまり歓迎すべきことではないのです。

多少なりとも慶應は募集に力をいれないといけないと思います。

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比の基本(2)
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50 %の合格はない
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比と割合の問題

2013年普通部の6番です。


ある車は、時速50kmで走るときはガソリン1リットルで20km進み、時速80kmで走るときは1リットルで15km進みます。

(1)この車が時速50kmで30分間進み、さらに時速80kmで15分間進むと、ガソリンを何リットル使いますか。

(2)この車に30リットルのガソリンを入れて、435km離れた目的地へ行きます。使うガソリンの量をなるべく少なくし、しかも6時間以内に着くように走ると、着いたときにガソリンは何リットル残っていますか。この事の速さは、時速50kmと80kmの2種類だけです。


(解説)

(2)はつるかめ算なのですが、範囲を絞りこんでいかなければなりません。

一番、節約するためには時速50kmで行けばいいわけですが、それでは6時間以内に到着しないので、6時間の場合どうするか、を考えれば良いことになります。

条件を読み飛ばさないように注意して解いていってください。

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芝生のグラウンド
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親の希望はちゃんと説明すればいい
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PISA型問題

先日、2013年の中等部のペーパークロマトグラフィーの実験問題をご紹介しました。

多くの受験生は、ペーパークロマトグラフィーを習ったわけではないでしょう。ただ、この手の問題は別に特段知識がいるわけではありません。実験の説明文を良く読めば、ほぼ解答にはたどり着く。情報を整理し、求められている結論を導けばいいわけです。

これがいわゆるPISA型と呼ばれる問題。

これから中学入試では結構増えてくるのではないかと思います。長年、中学入試ではいろいろな問題が出されてきましたが、あるところまでは練習してきた受験生ですから、知識もかなり覚えている。

となると、差をつけられるのは実はこういう問題だったりするわけで、出題側としても今後、PISA型問題を増やして行くことになるでしょう。

で、こういう問題で一番困るのは「習ってない!」と受験生があせってしまうこと。

習ってない問題が出ることは当然あるのです。

ただ、習っていない以上、問題文から考えればいいんだと、切り替えられれば特に問題はない。しかし、やはり入試会場は独特ですから、つい、そういう気持ちになりやすい。

実験問題で、知らないことが出てもあせらないように、良く話をしておく必要があるかもしれません。

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第99回 成績で一喜一憂してはいけない理由
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国語の読解演習は電話帳
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